生産者として安全安心な農産物を消費者に届けるため                                                      Topへ戻る


  トレーサビリティ(生産履歴)

   現在、農協や市場に農産物を出荷する際には、生産履歴報告書や誓約書の提出を求められる。
 
   先日容疑者が逮捕されたギョーザ事件は加工段階での農薬混入であったが、生産現場では作物ごとによって使える農薬が決まっており、また収穫前使用回数や
 
   濃度についても同様である。また、除草剤についてもしかり。肥料についても、名称、日時や数量も記帳しなければならない。

   農協の用紙には購入先を記入する欄があるが、これは多分に営業用の要素がある。



 
  GAP(Good Agricultural Practices) 適正農業規範と呼称される 

   農産物の生産に関して包括的な基準を作って消費者が安心して食べられるようにしようとする制度

   EURE GAP(元々はヨーロッパで始まった制度)を起源として、世界に広まった。日本は農水省の所管。

   食品安全、環境安全、労働安全を生産者自信が実行し、記帳する自主点検制度。

   Plan(計画),Do(実践),Check(点検・評価),Action(見直し・改善)を繰り返し行うことで、品質を上げ消費者の信頼につなげようとする一連の作業。

   JA紀南の自主点検は、食品衛生や農薬に関する知識から始まり、園地においての安全衛生や収穫後の作業や品質管理まで点検項目は40近くある。

   生産履歴報告書と同様に、記帳して提出しないと荷受けされない。