土作り                                                                                       Topへ戻る
      

           


        梅園の現状    現在栽培されている梅の大半は、元々梅の木を植えていた場所に植え替えた木が多い。
                         根を掘りあげて土壌改良資材を混ぜ合わせおくことなど実施していないのがほとんどであろう。
                         初めのうち、生育が順調でも土が締まって堅い状態では干魃の影響をもろに受けて衰弱しやすい。
                         梅やスモモは忌地(いやち)を覚悟して改植することも必要で、その為にも土壌改良は必要不可欠。
                         梅の根は浅いので、土が流亡しやすい園地ではチップ堆肥や客土などで表土を補給する必要がある。

        土作りとは     まず土の状態をよく知った上で補給すべき成分や作業方法を検討する。
                         長年化成肥料を大量投入した園地では偏って蓄積されている場合もあるので土壌分析が必要。 
                         コストを抑え、環境保全にもなる。
                         土壌改良で失敗しないのは堆肥の投入だが、最近は労力がかかることなどから敬遠されている。
                         ナギナタガヤなど草生栽培もいいが、冬場の仕事としては体力維持もかねて励行したいものである。
                         ミミズが増え、モグラが追っかけイノシシが掘り返す大騒動。そこまで行けばOK。    


        日新農園では   
秋に発酵鶏糞と粒状苦土石灰を、冬に自家製チップ堆肥というパターン。
                         除草剤は網を敷く前に300倍液を10アール当たり20リットル程度散布。枯らすのではなく伸びを止める程度。
                         幼木の周りは草刈り機で誤って傷つけたりする場合もあるので2回程度散布する。
                         草刈り機の使用は3月、7月、10月の年3回。頻繁に休憩と水分補給をすればあと5年はいけるかな。  


自家製チップ堆肥 緑肥作物兼被覆植物(カバープランツ)
カラスノエンドウやスズメノエンドウ(種子は自家調達)
草刈り機(自走式と肩掛け式)
フェイスガードも忘れなく